会長ご挨拶

  日本がん予防学会
会長 古野 純典
(九州大学予防医学分野 教授)

 この度、第15回日本がん予防学会を福岡で開催させていただけることを大変光栄に思います。九州では2002年の第9回がん予防研究会(会長・前田浩教授)に次いで2回目の開催になります。例年7月上旬に開催されていましたが、7月の福岡は梅雨末期の大雨に見舞われることが多くなっていますので、天候に恵まれる5月下旬に開催することに致しました。今回も、昨年の「がん予防大会in Tokyo 2007」に習って、第9回日本がん分子疫学研究会(会長・中別府雄作九州大学教授)及び第31回日本がん疫学研究会(会長・古野 純典)との合同開催です。学会の名称も、集学的がん予防を目指した「がん予防大会2008福岡」としました。現在、口演発表及びポスター発表の演題を募集しております。会員の皆様からの演題をお待ちしております。


 米国がん研究財団(AICR)と世界がん研究基金(WCRF)は1997年に「食物、栄養とがん予防:世界的展望」と題する報告書を出版しました。これによって、多様な研究成果を総合的に評価し、がん一次予防を図ることの重要性が広く認識されるようになりました。昨年11月にはこの報告書の改訂版「食物、栄養、運動とがん予防:世界的展望」が出版されました。実験研究の成果と疫学的知見を総合的に評価して、がん予防指針が新たに提案されています。今回のがん予防大会が、分子、個人、集団を対象にした多様ながん研究の成果を総合的に捕らえ、我が国におけるがん研究の方向性とがん予防の実践を改めて考える機会になることを願っております。このような観点から、合同シンポジウムとして「酸化ストレスと発がん」及び「食物・栄養とがん予防」の2つを企画しました。酸化ストレスと食物・栄養は密に関連する発がんの重要な要因です。「酸化ストレスと発がん」では、核酸の酸化損傷としてもっとも普遍的な酸化塩基である8-OHグアニンとその修復・防御機構に注目して研究を進めている4名の先生方に最先端の研究成果を発表していただきます。「食物・栄養とがん予防」では、発がんの分子メカニズム、実験病理及び疫学の観点から5名の先生方に総括的講演をお願いしております。


 本学会では、韓国がん研究財団理事長Ahn Yoon-Ok先生(ソウル大学教授)の招待講演、AICR/WCRF2007報告書の作成に参加されました廣畑富雄先生(九州大学名誉教授)の教育講演、ならびに大腸発がんにおけるDNA損傷修復機構異常について先進的研究を進めている織田信弥先生の若手研究者講演も企画しました。学ぶことの多い学会になると確信しております。多くの皆様のご参加を切にお願い申し上げます。

 
会期 2008年5月22日(木)〜23(金)
(懇親会2008年5月22日)
会場 九州大学 医学部百年講堂
(福岡市東区馬出3-1-1)
演題受付 2008年2月15日〜3月31日
事前登録 2008年4月30日締切
 
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