理事長ご挨拶


 昨年、初めての理事選挙があり、選挙で選ばれた理事の互選により私が今年の 1 月 1 日より日本がん予防学会の理事長に就任することになりました。よろしくお願い申しあげます。理事長としては、本会設立時の初代理事長の小林博先生、二代目の富永祐民先生に続いての三代目となりますが、私は前任のお二人の先生の偉大な業績とは比べることができないぐらいの若輩者であり、大変な重責を感じております。

 本学会は、本邦におけるがん予防に関する研究の推進と社会実践を目的に、平成 6 年度に日本がん予防研究会として発足し、平成 17 年度からは学会として活動していますが、がん予防に関わる基礎研究者・臨床医・疫学者など多分野の先生方が連携して学術活動・意見交換を行う多分野・他業種によるユニークな学会と思います。

 初代理事長の小林先生は、会の発足、研究会から学会への組織変更でご努力され、二代目理事長の富永先生は、役員の任期の見なおし、定年制と理事選挙、委員会の導入などにより学会の基盤を確立されました。このように組織体制を整えて頂いてから三代目理事長として就任した私には、本邦におけるがん予防を大きく発展させる責務があると考えています。がん予防研究は、極めて広範囲の分野があり、禁煙や検診などについては、数多くの学会が組織され、積極的な活動をされています。そこで、本学会としては、最初の数年は、ある程度、内容を絞って活動したいと考え、下記の 2 つのテーマを掲げました。


「がんの化学予防研究の推進・支援」
 がんの化学予防研究の発展のために、学会において化学予防の基礎研究者、疫学者と臨床研究者が意見交換する場を設け、がん予防臨床試験実施を支援します。臨床研究者が実施する臨床試験を基礎・疫学から支援するだけでなく、基礎研究者が臨床研究者にいろいろな提案ができる場の提供を行いたいと考えています。


「国民への癌予防啓発」
 日本がん予防学会の主な目的のひとつとして、日本国民への正しいがん予防知識の普及があります。その目的の実行のために、「がん予防セミナー(仮称)」を継続的に実施し、「日本がん予防学会認定 がん予防コーディネーター(仮称)」の認定制度を開始したいと考えています。


 本学会の活動につきまして、今後とも会員諸兄ならびに一般市民の方々の積極的なご支援・ご協力を心からお願い申し上げます。


2017年1月
日本がん予防学会 理事長
石川 秀樹
(京都府立医科大学分子標的癌予防医学)



 
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