大腸がん予防プロジェクト
日本では、1992年から大腸がん対策のため国による大腸がん検診が始まりました。しかし、検診の受検率はあまり高くなく、また、便潜血検査が陽性であっても精密検査の大腸内視鏡検査を受けない人が多く、日本の大腸がんはいまだに女性のがん死因のトップ、男性のがん死因の2位になっています。
それに対して、米国では50歳代の全国民に大腸内視鏡検査を受検することを推奨し、その結果、大腸がんの罹患・死亡は激減し、人口あたり日本の1/3まで大腸がん死を減らすことに成功しました。大腸内視鏡検査は、今ある大腸がんを見つけるだけでなく、前がん病変である腺腫を発見・摘除することにより、将来の大腸がんも予防できる素晴らしい検査です。このような大腸内視鏡検査の長所を、医療従事者や研究者が国民に積極的に啓発しなかったために、大腸がん予防のために大腸内視鏡検査を受けたいと思う人たちが増えなかったのではないかと考えました。
そこで、日本がん予防学会は、理事会、評議員会の承認を得て、大腸内視鏡検査の長所を丁寧に説明し、大腸内視鏡検査を積極的に受けることを啓発するプロジェクトを始め、最初に啓発ポスターと市民向け冊子を作成しました。
このポスターと冊子は日本がん予防学会理事会で承認された資料です。ダウンロードして、多くの人に見て頂けるように活用ください。
令和8年9月14日
一般社団法人 日本がん予防学会 理事長
石川秀樹


