【がん・基礎研究】プロポリスのがん予防効果:炎症や酸化的ストレスの抑制

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27391589/

PLoS One;11(7):e0158654, 2016. doi: 10.1371/journal.pone.0158654

Ethanol-Extracted Brazilian Propolis Exerts Protective Effects on Tumorigenesis in Wistar Hannover Rats.

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28358699/

In Vivo. 31(2), 187-197, 2017. doi: 10.21873/invivo.11044

Chemopreventive Action by Ethanol-extracted Brazilian Green Propolis on Post-initiation Phase of Inflammation-associated Rat Colon Tumorigenesis

炎症と酸化ストレスは発がんの危険因子として知られている。本研究ではアルコール抽出ブラジル産プロポリスの発がん性と修飾作用を、動物を用いた発がん実験により検討した。雄雌BrlHan:WIST@Jcl (GALAS)ラットを用いて、プロポリス0.5%および2.5%粉末を104週間混餌投与した結果、雄雌ラットいずれにおいてもプロポリス投与群の生存率が無処置群に比べて有意に高いことが示された。病理組織学的に検討した結果、プロポリス投与群において、悪性リンパ腫/白血病および下垂体腫瘍発生率の有意な減少が認められた。また、1,2-dimethylhydrazine (DMH) 誘発F344ラットに1%アルコール抽出ブラジル産プロポリスを与えた後、大腸発がんにおいて予防効果が見られた。今回、プロポリスは、がん予防物質として顕著な効果を示し、その機序は炎症や酸化ストレスの抑制だと論理づけた。(文責:大阪市立大学・梯アンナ)